もっと温泉を活用しよう!
温泉を利用した健康づくりの場
温泉を利用した健康増進施設では、打たせ湯や蒸し湯などの伝統的な湯治療法に加え、温泉科学、運動生理学などを取り入れた近代的な設備を備えた温泉利用型健康増進施設が注目を集めています。 この施設では専門的な知識を学んだ温泉のエキスパートから入浴指導を受けたり、健康相談をしたりすることができるほか、入浴や運動の効果的なプログラムによる健康づくりができるなど、さまざまなメリットがあります。
入力プログラムの一例
ストレス解消や疲労回復など、目的別に30~60分の入浴プログラムが用意されています。
■腰痛・肩こりのための入浴プログラム
・かけ湯 | 10杯 |
---|---|
・気泡浴 | 5~10分 |
・寝湯 | 10~15分 |
・休憩 | 5~10分 |
・打たせ湯 | 3~5分 |
・全身浴・部分浴 | 5~10分 |
・休憩 | 30~60分 |
温泉利用型健康増進施設とは?
厚生労働省の定めた一定の基準を満たし、温泉を利用した健康づくりをはかることができる厚生労働大臣認定施設です。認定施設はこのマークが目印です。
ちょっと変わった入浴法
全国の温泉地には、打たせ湯や蒸し湯、泥湯、砂湯など、特徴のあるさまざまな入浴法があります。それぞれ異なる効果が得られるので、体質や体調に合わせて試してみましょう。
飲む温泉は温度がポイント!
温泉を飲むことで、消化器官に直接作用し、長く飲み続けると胃腸病、肝臓病、便秘などに効果があるといわれています。
温かい湯は、胃の緊張が弱まり、胃酸過多などに、冷泉は胃の運動が活発になるので、胃酸減少、便秘などに効果的です。
天然の湧き水を飲むのですから、許可された場所で成分や禁忌症・適応症をよく確認してから試してみましょう。
温かい湯は、胃の緊張が弱まり、胃酸過多などに、冷泉は胃の運動が活発になるので、胃酸減少、便秘などに効果的です。
天然の湧き水を飲むのですから、許可された場所で成分や禁忌症・適応症をよく確認してから試してみましょう。
温泉を呼吸によってとり入れる
吸入設備を持つ温泉地はあまりありませんが、温泉から発生した蒸気やガス、または温泉水を霧状にしたものを、呼吸によって取り入れる療法です。吸入法に用いられるのは塩化物泉、重曹泉など。