そもそも温泉ってなに?
温泉の定義
地中から湧き出る水、水蒸気、その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)のうち、定められた規定量以上の化学成分を含むもの、あるいは、温度が25℃以上あるものを温泉法では「温泉」と定義しています。
鉱泉分析法で療養泉を定めており、4種類に分類されています。
鉱泉分析法で療養泉を定めており、4種類に分類されています。
■鉱泉分析法による4分類
- 1.
塩類泉(塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉)
- 2.
単純温泉
- 3.
特殊成分を含む単純冷鉱泉・温泉(単純二酸化炭素泉、単純鉄泉、単純酸性泉、単純硫黄泉)
- 4.
特殊成分を含む塩類泉(酸性泉、含二酸化炭素泉、含銅泉、含鉄泉、含アルミニウム泉、含硫黄泉、含放射能泉など)
2014年、環境省より10種類の泉質に改定されました。
■泉質の新分類
- 1.
単純温泉
- 2.
単純二酸化炭素泉(単純炭酸泉)
- 3.
炭酸水素塩泉(重炭酸土類泉・重曹泉)
- 4.
塩化物泉(食塩泉)
- 5.
硫酸塩泉
- 6.
含鉄泉(鉄泉)
- 7.
硫黄(いおう)泉(硫黄泉・硫化水素泉)
- 8.
酸性泉(明ばん泉)
- 9.
放射能泉
- 10.
含よう素泉
また、湧出口の温度でも4種類に分類されます。
■温泉の温度による分類
- ※
鉱泉分析法指針による
(この分類には、現在の温泉法以前の「温かいのが温泉」「冷たいのは鉱泉」という考えが示されています。) - ※
入浴時に適温になるように、加水・加温している場合もあります。